乾燥剤
スーパードライ
豊富な商品群でみなさまの多様なニーズに応えます。
乾燥剤は使用する商品の内容や形態に合わせ、もっとも適したサイズや容量のものを選ぶことが重要です。実験データに基づく適正容量のご提案はもちろん、さまざまなニーズに対応する豊富な製品数でみなさまの信頼にお答えしています。
スーパードライの主成分は酸化カルシウム(生石灰)です。酸化カルシウムは空気中の水分を吸収し水酸化カルシウムへ変化します。
化学反応式 CaO+H2O→Ca(OH)2
スーパードライの特性
外気湿度(相対湿度)と関係なく常に自重の約30%という大きな吸湿能力を持っています。 この特徴は他の乾燥剤との比較をした場合、低湿度でも吸湿能力が大きいため低湿度での保存に特に効果的且つ経済的な乾燥剤と言えます。 吸湿により粒状→粉状へ形状が変化するため残存効果が確認できます。 最終的に体積は約2.5倍に膨張致します。(このため袋は余裕をもった寸法です)
石灰は食品添加物にも認可されており、こんにゃくの凝固剤や砂糖精製時の不純物除去等幅広く活用されている物質です。 またスーパードライの基本包材は耐水和紙、微細孔のポリエチレン層、強化繊維をラミネートした三重構造からなる強度の高いものを使用しております。 包材に使用されるインキは(食品包装材料の印刷インキに関する自主規制(NL規制))に基づいた安全なものを使用しております。 NSKK(日本石灰乾燥剤協議会)では、石灰乾燥剤の安全性をより高くするために基準(強度基準・寸法基準・表示基準)を定めています。 スーパードライはこれに合格しているため、すべてに認定マークが入っております。
JIS Z0301【乾燥剤の使用量計算法】
W =[R×A×t×(h1-h2)×K1]/[(C2-C1)/100]+K2×D | |
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W | 乾燥剤の使用量 (g) |
R | JIS Z0208[防湿包装材料の透湿度試験方法(カップ法)]の条件Bによる防湿包装材料の透湿度 (g/㎡・24H) |
A | 防湿包装の表面積 (㎡) |
t | 包装期間 (日)※1) |
h1 | 包装期間中の外気の平均湿度 (%) |
h2 | 包装期間中の包装内部の平均湿度 (%)※2) |
K1 | 防湿包装材料の種類と包装期間中の平均温度Tによって定まる係数 |
C1 | 使用開始時の乾燥剤の吸湿率(%) |
C2 | 包装内部に許容される最高限度の相対湿度における乾燥剤の平衡吸湿率(%) |
K2 | 包装内の吸湿性のある包装材料(緩衝材など)の吸湿率によって定まる係数 |
D | 包装内の吸湿性のある包装材料(緩衝材など)の質量(g) |
※1 | 包装期間中の温度湿度の変化が大きい場合には、包装期間を適当に区分してそれぞれの期間の乾燥剤使用量を計算してこれに加えることもできます。 |
※2 | 概算値としては、初期の包装湿度と包装内に許容される最高限度の湿度との中間点を取ります。 |
R・包装材料メーカーへお問い合わせください | |
A・実測値(縦×横) | |
t・賞味期限 |
注意事項
屋内にてパレットなど床面に直積しないでください。
食品ではありませんので幼児の手の届かない場所で保管して下さい。
原料の特性上吸湿後膨張する為、ご使用の容器・袋等に膨張する余地がない場合、
荷重をかけたり、折り曲げての使用などは避けてください。
また製品を御採用の際は必ず実包テストを実施の上でご判断下さい。
乾燥剤を取り出した場合、開封のまま放置しないでください。
内袋のポリの口を閉めて保管して下さい。
中身が粒状であれば効力が残っています。
効力がある状態で廃棄される場合はポリ袋等水を通さない袋に入れてください。
また水気の多い場所へは捨てないでください。
水気と接触すると急激に発熱します。
(廃棄の際はお住まいの自治体の区分に従い廃棄してください)